2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とその後に発生した15メートルの津波に伴う浸水により、東京電力福島第一原子力発電所は電源損失・燃料の溶解が発生し、大気中に放射性物質を放出した。大気への放出は3月15日以降減少したが、海洋への汚染水放出は4月6日のピーク以降まだ断続的に続いており、完全に停止はしていない。 西部北太平洋沿岸域から外洋にかけての安全性、そして海洋生態系と海産物に対する因果関係を理解するために、日本の機関や研究グループそして国際的な専門家による調査と分析が進められている。数々の調査が行われ、調査結果が明らかになりつつある現在もなお、国民には多くの基本的な疑問と懸念が残っているのが現状である。
科学はこれらの質問すべてに確証を持って答えることはできないが、国民への広い情報提供、そして公共の不安緩和にむけて、 既知と未知の課題を認識するためのひとつの手段である。様々な要因に向き合う場として、2012年秋、東京大学において2日間のサイエンスシンポジウムを予定している。さらにサイエンスシンポジウムにひきつづき 、一般市民向けのパブリックコロキウムの開催も東京とウッズホールの二会場で予定しており、福島から放出された放射性物質の影響について最新の調査報告を行う。 サイエンスシンポジウム 2012年11月12、13日、東京大学にて開催 サイエンスシンポジウムの目的は、福島から放出された放射性物質について、海の安全性、海洋生態系そして人体への潜在的な影響について科学的な検証に基づく報告を行い、今現在何を理解しているか、そしてまだ認識していない事柄について議論する。シンポジウムでは、リスク評価、経済的影響、政策的合意、そして重要課題としてこれらの情報がどのように国民に伝えられるのかについて、招待参加者による様々なテーマの意見交換が行われる。 口頭発表ファイルをみる ポスター発表ファイルをみる パブリックコロキウム 2012年11月14日、東京大学、伊藤謝恩ホール 2013年(日程未定)マサチューセッツ州ウッズホール海洋研究所にて開催予定 サ イエンスシンポジウムにひきつづき、二つのパブリックコロキウムが日本とアメリカで行われる予定である。専門家パネル(シンポジウム講演者と委員会メン バー)らによる調査報告の発表及び、ウッズホール研究所でのMorssコロキウム形式に従い、メディア関係者、会場の参加者との質疑応答形式で行われる。 口頭発表ファイルをみる 開催資金提供 シンポジウム、コロキウムは国際交流基金日米センター、ウッズホール海洋研究所(Morssコロキウムサポート)、東京大学大気海洋研究所、 およびGordon and Betty Moore 財団からの共同支援により開催される。 Last updated: December 12, 2012 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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